全ての企業で重要になってきた「ネット炎上」対策について その15

一度このような者の手にかかると鎮火は非常に困難となり、企業イメージにもどんどんと傷をつけることになります。情報が瞬く間に多くの人に広がるのがネットのいいところでもあり、悪いところでもありますので、不幸にも炎上が広がってしまった場合は、とにかく冷静に行動し、かつ、絶対に担当者一人の判断での意見や見解を表に出したりしないことが重要です。

過去にもネットに対しての知識のない広報担当が自分の判断による見解を公表してしまい、それが原因でさらに炎上が広がって手が着けられなくなった事例がいくつかあります。

炎上が発生した場合には、あくまでも会社の公式見解としての行動や発表を行うことが重要ですが、これらは事故が起きてから一朝一夕に用意できるものではありません。そのためには事前の準備やガイドラインの策定、社内におけるリテラシー教育が不可欠となります。次回はガイドラインの作り方についてご紹介します。