インターネットでの投稿マナーについて考えよう!

今回のチェックボックスは、「解決!アスクミー」ウェブサイトより、弊社代表 目代の執筆記事をご紹介します。

インターネットでの投稿マナーについて

はじめに

インターネットの普及によって様々なことが劇的に便利になりましたが、その一方でネットモラルの問題は年々深刻になっています。今回は、インターネットでの投稿マナーについて考えてみましょう。

インターネット上でのモラルの問題は年々深刻に

インターネットは双方向のメディアであるため、誰でも意見や写真、動画などをいつでも投稿することができます。そのため、ネット上には様々な意見が投稿されており、それらがネットをより深くしているところもあるのですが、ネット上の投稿はよいものばかりではありません。物事に対して、個人攻撃とも取れるような書き込みが後を絶たないのも事実です。

ACジャパンの桃太郎CMが話題に

これらの悪意のある投稿に対して、公益社団法人ACジャパン(旧公共広告機構)が桃太郎の物語を題材に制作した公共広告「苦情殺到!桃太郎」が話題になっています。

主にテレビやラジオで放送されていますが、そのストーリーは、おばあさんが川を流れてきた桃を拾ったところ、「窃盗だろw」、「通報!通報!」、「桃の気持ち考えたことあるのか!」、「謝罪会見マダー?」、「背景から住所分かるかも」、「電話で抗議しよう」、「もっと炎上しろー!」などなど、ネット上でよく見かけるような匿名の非難、中傷コメントが殺到し、おばあさんがおろおろと困惑する、というものです。

▼ 引用: 公益社団法人ACジャパン
https://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/self_all_01.html

炎上しやすい特徴を持っているインターネット

このように、何かの物事に対して様々な意見(多くは否定的なもの)が殺到し、さらには、その事件が様々なところに転送、拡散された結果、無関係な第三者までもが面白半分で参加して騒ぎが大きくなり、収拾がつかなくなった状況のことを「炎上」と言います。

▼ 新聞記事データベースにおけるSNS炎上関連記事件数の推移

▼ 炎上のきっかけとなったサイト

▼ 引用: 総務省
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242210.html

インターネットは誰もが意見を書き込めるうえ、直ちには書き込んだ人の身元が分からないという匿名性もあるため、しばしばこの炎上が発生しがちです。そして、少しでも批判要素があるような事柄では、非常に攻撃性の高い言葉が使われ、相手に面と向かって言うわけではないので、表現はどんどんとひどくなっていきます。

ネット上でも相手に対する配慮を持って行動を

どんなひどい誹謗や中傷を投稿しても、「もともとふざけ半分で投稿した」というような感覚の人がほとんどだと思います。ですが、相手が見えない投稿は必ずエスカレートします。そして、あまりにもひどい言葉で攻撃された結果、被害者が自殺するようなケースも珍しくありません。

▼ 出典)解決!アスクミー「ACジャパンの桃太郎CMが話題に!ネット上でのマナーをあらためて考える」
https://asqmii.com/jijico/2017/07/19/articles27495.html

この広告のメッセージでもあるように、ネットに何か投稿をするときは相手のことも考え、自分がされたらどんな気持ちになるかを考えてから書き込むような配慮と心の余裕を持ちたいですね。