ドメインについて

ドメインは、わかりやすく言い換えるとインターネット上の住所のようなものです。ウェブサイトやメールアドレスで目にしている方も多いと思います。今回はドメインの役割や種類についてご紹介したいと思います。

ドメインの役割と仕組み

ウェブサイトやメールといった仕組みはインターネット上に存在するサーバという特別なコンピュータの上で動いています。そのサーバにアクセスする際に、インターネット上の場所を特定するために使用されているのがIPアドレスと呼ばれる固有の数字群 です。(例:172.217.25.67)

しかし、人がこの数字だけを見て、目的のサーバにアクセスできているのかを把握するのは困難です。 例えばGoogleのウェブサイトを閲 覧する際のURLが「http://www.google.co.jp/」と表示されていれば「自分は今Googleを見ている」と認識することができます。

このようにドメインはウェブサイトのURLやメールアドレスを認識する際に、わかりやすくしてくれる役割を持っています。

ドメインの種類

ドメイン名は世界中で使われており、いくつかの種類があります。 ドメイン名の「.(ドット)」で区切られた一番右側をトップレベルドメイン(TLD:Top Level Domain)と呼びます。
また、「.co.jp」のように右から2番目に記載されているドメインをセカンドレベルドメインと呼びます。トップレベルドメインは、多くの種類があり国や地域ごと、または分野ごとに取得できるドメインが存在します。

分野別トップレベルドメイン[gTLD](誰でも取得可能)

ドメイン名 概要
.com 商用サービス向け
.net ネットワーク向け
.info 非営利組織向け
.org 情報サービス向け

国別トップレベルドメイン[ccTLD]

国や地域に在住していると取得できるドメイン。
.jp:日本 .uk:イギリス .cn:中国 など

属性JPドメイン名

組織の属性ごとに区別されたドメイン名で、セカンドレベルドメインを付与した「属性JPドメイン名」は取得可能な組織が限定されており、ネットワークサービスの「.ne.jp」を除き、1組織1つしか取得できません。

ドメイン名 取得可能組織
.ne.jp ネットワークサービスごと
.co.jp 日本で登記済みの会社など
.ac.jp 学校教育法などの規定による学校など
.or.jp 財団法人、社団法人、農業協同組合など
.go.jp 日本の政府機関、省庁管轄の研究所など

今回はインターネット上のサービスを利用する上で必要不 可欠なドメインについてご紹介させていただきました。 普段インターネットを利用する際に今回のお話が少しでも 参考になれば幸いです。