3Dプリンターで一度プリントしたものの形を後から変えられる?!【ワールドITニュース】

 

みなさんこんにちは。
久しぶりに家電量販店のプリンターコーナーを覗いてみたら
安価なのに高機能なプリンターがたくさん出ていて驚いたリスです。

さて今回は、一度印刷した後に形を変えられる新しい3Dプリンター技術に
関する記事を、海外ニュースサイト「TechCrunch」からご紹介いたします。
https://techcrunch.com/2017/01/16/scientists-create-3d-printed-objects-that-can-change-shape-after-theyre-printed/

 

一般的に、3Dプリンターでプリントされたアイテムは長時間に渡って形状記憶
できるのが特徴です。例えば3Dプリンターで作ったヨーダのフィギュアが
勝手にチューバッカに変わったりすることはないですよね。
ところが今回、MIT(マサチューセッツ工科大学)の技術者が
一度プリントした後に色や形、大きさを変えられる新技術を開発したそうです。

MITのJeremiah Johnson氏によると、一度3Dプリントしたものに
光を照射することにより、別の形に変える技術を開発中だとのこと。
この技術は「living polymerization」(直訳すると「活きた重合?」)
と呼ばれており、これにより物体の成長を止めたり、また再開させたり
することができるとのこと。

仕組みとしては、3Dプリントされた物体を特殊な溶液に漬けた状態で
UVライトを当てることによって、物体が伸びたり縮んだりするといった
化学反応を起こすそうです。

残念ながらこの技術は現時点ではまだ商品化されていないので、
あなたが作ったミレニアムファルコンをデス・スターに変形させることは
できないのですが、この技術が今後何か面白い事に使われることに
なりそうなのは確かですね!

 

以上、新しい3Dプリンター技術のご紹介でした。
プリンターの話題ということでちょっと気軽に読んでみたら
思ったよりも専門的な内容でした・・・ふう・・・。
まだ我々一般にこの技術が公開されるまでは時間がかかりそうですが、
3Dプリンターの今後の可能性が広がりそうでわくわくしますね!